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No.1つ目のWhy? 今度生まれてくるとしても、男子は「女子」を選ばない?!

(11.05. 9)

4つの「なぜ?」を議論しよう!! 

▼調査報告書を読み解く

「子どもたちが考える女の子と男の子」 

 

1回 今度生まれるとしても、男子は「女」を選ばない?!

高槻市立総合市民交流センター 第2会議室 

 

8名でお茶を飲みながら議論した。

 

SEANが実施している小学生・中学生へのジェンダー意識調査では、

ほとんどの男子は今度生まれかわるとしても、「女」を選ばない。

「女」を選ぶ男子は、クラスに1人いるかいないかにすぎない。

 

このような、男子の選択の偏りは、なぜ起こるのか。

 

その要因は幾つかある。

 

子ども期は、大人や社会からの適度な期待によって、

目標を設定し、努力して、経験値を積み重ね、

大人への階段を上っていく過渡期である。

子どもが成長する上で、大人から適度に期待され

関心を示されることは、子どもにとってもうれしいことなのだ。

 

その期待が、性別によって異なるのがジェンダーである。

期待をこめて親が命名する名前を見れば、

その違いは明らかである

 

「自立」を期待され促される「男」は、

「はやく立派な大人になりたい」と希望に胸を踊らす、

少年たちにとってはとても魅力的であるに違いない。

「男」であるというだけで、多くの可能性への切符を

手に入れたように映るのかもしれない。

 

期待され、努力して、その結果として経験値を高め、

社会的地位を手に入れていく。

 

それに引き換え「女子」への期待は、

「かわいさ」や「やさしさ」である。

かわいくあることを評価される体験をしていない男子にとっては、

そばで女子が可愛がられているとしても、

そうなりたいと願うケースはいたって稀である。

それに、その希少価値は、年齢が上がるとともに下落していく。

女の子たち自身が、無自覚のままそのことを認識していることが、

「女」を選ぶ割合が小学生から中学生にかけて

減少することからも読み取れる。

 

「男」を積極的に選ぶ、あるいは「女」を選びたくないなど

「男」であることに固執したい男子ばかりであるわけではない。

「男」として生きることを負担に感じ、そこから脱したいと願っても、

それを主張することが許されないのが「男」というしがらみなのである。

 

「女」を選ぶことは、「負け組」や「変人」といった烙印を

押され、いじめの対象となることに他ならない。

 

選ばない、選べない、その2つのニュアンスが、

このアンケート結果の偏りからは見えてくる。

 

うつ、ひきこもり、自殺。。。

男たちが社会構造の中で抱えている病理である。

その要因がここに見えているというのに、

このアンケート結果をみても、問題だと認識しない

あるいはできない、あるいはしたくない大人たちが大半だ。

 

この問題を共有できる大人を増やすために、

種をまき続けるしかないのだと思う。

 

次回予告

2つ目のWhy?

「男(女)らしく」なければ、いじめられる?!

523日(月) 10時?12

高槻現代劇場 集会室202号室

 

自分を語りながら、さらに議論を深めていきたい。

2回目からの参加も可能なので、ぜひともご参加を!

 

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