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No.247子どもの成長に必要なジェンダー平等教育の実践を(no.247)

(10.09. 3)

 一人ひとりの人間は様々な属性をもち、その属性に帰属することが、

良くも悪くもその人自身の自尊感情につながっています。

例えば女や男といった生物学的性差・「女・男らしさ」といったジェンダー・

人種・年齢・居住地・趣味嗜好・肩書き・経済格差・障がいの有無 などなど

 その帰属意識がアイデンティティ(自己同一性)となり、その人となりを形成しています。

しかし、一つひとつの属性は、「わたし」という人間の一部に過ぎず全てではありませんし、

人の命が持つ存在意義につながるものではありません。

 にもかかわらず、その一部に過ぎない属性がその人の全てであるかのように扱い、

そこに善し悪しの価値付けを行い、存在意義をも否定してしまうことが,

差別や偏見を生み出しています。

 性差による価値付けやとらわれをはずし、総合的な一人ひとりのありようを

尊重していくこと、その個の違いを活かし合い、支え合える社会を互いの責任を

持って築き上げていくことが「男女共同参画社会」「ジェンダー平等」です。

 

 アイデンティティは育ちの中で形成されていきます。

 「自分は何者であるか」「どのように生きたいのか」といった

自分のありようを、自覚することは大事なことです。

それを探り出そうとする成長期に、周辺の大人や社会全体が

その子どもにどんなメッセージを贈るかがとても重要なのです。

けれども、そこに「男の子なのに」「女の子なんだから」といった

大人や社会からの価値観の押し付けが、未だに繰り返されているのが現状です。

 

 アイデンティティの確立は、自分自身と向き合うこと、

すなわち感情や感覚を自覚することから始まります。

 周りの大人や社会から価値観を押し付けられ、自分自身の本質と向き合えなければ、

自分を見失い自己選択できる力が育まれないまま大人になってしまいます。

 感情や感覚を自覚し、自己コントロールしつつ、人とのかかわりの中で

表現するしないといった自己選択を適切に選び取っていく力を身に着けるには、

子ども期におけるロールモデルとなる大人との出会いと、

ジェンダー平等教育を保障していくことが必要です。

 

 そんなことを考えながら、9月11日(土)に DVD教材や冊子教材を活用した

ジェンダー平等教育実践者養成講座を開催します。

 申込みはまだ受け付けています。

 年に1回開催のこの講座に、まずは参加いただき 1人でも多くの方に

子どもの成長に関わる実践者になっていただきたいと思います。

2010.9.3 かえこ

 

 【実践者養成 集中講座】  

 すぐに使える教材を使ったジェンダー平等教育

日時 : 9月11日(土) 9:30?16:30

会場 : 高槻市立総合市民交流センター4F 第4会議室 

    (JR高槻駅南口下車 徒歩3分)

<Step1> 9:30-12:30 小学生対象DVD教材活用プログラム 

   ・アニメなどを含む、DVD(18分)を活用した楽しい45分授業

<Step2> 13:30?16:30  3歳?8歳対象プログラム

 ・パネルシアター・手遊び・ロールプレイの楽しい50分授業

  受講料 15,000円(上映ライセンス付きDVD教材・冊子教材費を含む)

*教材は、自由にご使用できます。 

 お申込みは、下記SEAN事務局まで。

 http://www.npo-sean.org

station@npo-sean.org

 tel/fax 072-684-8584

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