ジェンダーのとらわれとは?ミッション事業内容会員になるには団体概要アクセス

かえこのちょっと言わせてかえこのちょっと言わせて

No.70『罪悪感』とジェンダー(no.70)

(03.09.15)

 「仕事を持つのは悪い母親?」(シルヴィアンヌ・ジャンピノ著・鳥取絹子訳・
紀伊国屋書店発行・2002年7月発行)という本に出会いました。その本には
「母親は母親であるが故に有職者であろうがなかろうが『罪悪感』を持つもの
である」と書かれており、2001年度に実施した「子育てママのグチグチ電話
相談」の相談内容を思い出し、とっても納得した次第です。
 この本はフランスでの状況を書いたものですが、日本でも多くの母親たちが
『罪悪感』を抱えている現状があります。
 外で働く母親は、「子どものそばにいないこと」「子どもの相手を充分にできない
こと」「仕事も家事も中途半端になること」に『罪悪感』を抱え、一方、仕事をもたない
母親は、「子どもと一緒にいてイライラすること」「かまいすぎること」「夫一人に家計
の責任を負わせていること」「せっかくのキャリアを無駄にしたこと」を気に病んで
『罪悪感』を抱えています。
 では、父親はどうでしょう?本書には「子どもが生まれたら、あなたは仕事を
どうしようとお考えですか?」という質問に対して、たいていの男性は「考えて
いなかった」と答え、女性たちは待ってましたとばかりに詳しい話を延々として
くれると書かれています。
 男性たちの多くは、子育てに関しては今だ「参加」の域を脱してはいませんが、
妻子を養えなくなったその時に、『罪悪感』にさいなまれるのかもしれません。
2002年2月「リストラ、失業で精神疾患40?60代男性の自殺急増」の記事が
新聞に掲載されたことを思い出しました。
 『罪悪感』にさいなまれるのは、「根性が足りないから」「母性・父性の欠如から」
「性別による規範を教育していないから」と片付けてしまう人たちがいますが、
その考え方がさらに『罪悪感』を強め、虐待やD.V.などの問題へとつながっている
ような気がします。
 「?でなければならない」といったジェンダーの押し付けは、それに応えられない
自己を否定し、『罪悪感』をもたらすことにつながります。
 自らが招いた結果を引き受けるための『罪悪感』は時として必要です。しかしながら、
あるがままの自己を否定するジェンダーから『罪悪感』を抱える必要もなく、その
『罪悪感』からは自己肯定的な生き方は導き出せません。そして、その『罪悪感』を
当事者であるはずの女性同士あるいは男性同士で、せめぎ合う必要もないの
だと思います。
 ジェンダーを抱えた自他に『罪悪感』を持ち続けるより、たとえ今はジェンダーに
とらわれた狭い生き方をしていたとしても、あるがままの自他を受け入れ、その中から
今までに押し込められてきた可能性に働きかけ、これからのあたらしい可能性を
発見しあい応援しあえるような関係から、ジェンダー・フリーな社会を目指していき
たいと思います。 
                                      2003.9.15 かえこ

▲ページトップへ

NPO法人SEAN officalホームページ
事業内容
会員募集 イベント情報
サポート部門「とんがらし」
G-Free・講師
子どもへの責任力GCR@SEAN
生きがい工房
SEANストア
かえこのちょっと言わせて
ブログ:人として強くやさしく
ブログ:スタッフブログ
掲示板:他団体のイベント告知など
関連団体の紹介
(月〜金 10:00〜17:00)
〒569-0071
大阪府高槻市城北町1-1-14
太田第二ビル3F
TEL/FAX 072-669-7411
メール station@npo-sean.org

sarlogo.gif?.gif social_action.gif?.gif