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No.64NPOに託す「夢」

(03.06.14)

画一化された共産主義社会や、権力志向の政治家と営利第1目的の
一部の企業が牛耳る資本主義社会の行く末に期待が持てないことは、
もはや歴史が物語っている事実だと思います。それでは、これからの
社会をどう具体的にイメージしていくのか?そんなことを少し私なりに
考えてみました。
 個人に生じる様々な問題を社会問題と捉えなおし当事者と第三者が
つながりながら、その問題に取り組んでいくNPOが活性化する中で
経済が緩やかにまわっていく社会、そんな社会が育っていくことで、
世の中はもう少し住みやすくなるのではないかと私は期待しています。
「お金」を単純な1つの価値基準と捉えなおし、人を含む全ての生き物の
生命を育み地球環境を守ること、弱者を援助すること、暴力や差別を
許さないといった取り組みや、子どもたちへの本当に必要な教育などに
「お金」を循環させるために、そこで働く者への正当な労働対価を保障する
ことも含め、
個人、行政、事業者が自らへの見返りだけを期待せず、いさぎよく
それらの活動に「お金」をそそぐ覚悟を決めることなのだと思います。

 そんな壮大な夢を抱きつつも、実際に法人を運営していると、まだまだ
NPO活動や法人を取得することの意味が理解されない中で、憤りを覚える
ことも多々あります。

 私たちのような一市民が運営している法人は、まず認証を受けるために
幾つかのハードルを越え、常に情報公開を行い、人件費を削ってまでも
税金を納め、ましてやややこしい税務処理をまじめにやりなんとか運転資金を
捻出し事務所維持しているのが実態です。
 それにもかかわらず、「法人格を取得している団体は、公的に補助でも
もらっているんでしょ。」と誤解されたり、なんとか自力で事業収入を
確保しようとしても「NPOなのに金儲けをする気か」と陰口をたたかれ、
公的機関からは企業なみに扱われたり、「自立運営するために委託金や
補助金に頼るのはよくない」「法人格を取得しているからといって特別扱い
はできない」と言われ、自らの人件費を削りながらも「労災にかけなさい。
最低労働賃金は保証すべき」と指導を受け...。右に行こうとしても、左に
行こうとしても、足かせが多く、がんじがらめの中でなかなか前に進めず、
活動そのものにエネルギーを注げなくなってしまうような息苦しさがあります。

 正直なところ「それじゃぁ、どうしろって言うんだ!?」と、怒りが爆発
しそうになる瞬間もあったりします。経営という側面に「ど」がつくほどの
素人集団である私たちが、発展途上の中もがき苦しんでいるというところです。

 でも、私には先に述べた「夢」がありますし、この活動への思い入れや、
確かな動機付けがある以上、そんなに簡単に投げ出すわけにはいきません。
理解や協力、信頼を得るために、気長にけれども確実に多くの人や組織を
味方につけるだけの説得力を身につけ、同じ思いを抱えるNPOとつながり
数の力にしていきたいと思ったりしています。

みなさんの持つ情報や知恵や経験を、そしてどうぞ理解と協力と愛情と資金を、
SEANに、また、まじめに悪戦苦闘しているすべてのNPOにお寄せ下されば
と願います。

   2003.6.14 かえこ

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