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No.らしくあるべきという虚像がいじめを生み出す。

(11.05.20)

4つの「なぜ?」を議論しよう!!
調査報告書▼「子どもたちが考える女の子と男の子」

第2弾 5月16日(月) 10時?12時
「男(女)らしく」なければ、いじめられる?!」
(参加9人)

いじめって、「ジェンダー」には関係ないんじゃないのか?

そんな疑問も飛び出しながら、いろいろと議論した。

そもそも、小学生の子どもたちに投げかけた問いかけは、
「「女の子は女らしく」「男の子は男らしく」している方が
いいと思いますか?」という質問だ。

授業を実施する前は、女子の54%、男子の68%が
「思う」と答えており、どちらも半数以上が肯定派だった。

その理由に挙げられたのが、
「からかわれる」「いじめられる」「気もち悪い」
「だらしない」「恥ずかしい」「ひく」という内容だった。

実際、特に女の子っぽい男子はいじめの標的になっている。

じゃぁ、「らしさ」って、なんだ。
「らしさ」とは、そのカテゴリーが持つと思われる特徴や期待であり、
実像ではなく、あくまでも虚像だ。

「女らしく」「男らしく」「中学生らしく」
「社会人らしく」「私らしく」「あなたらしく」
「被害者らしく」「加害者らしく」

その人がそうあるだろうとイメージする像。
あるいは、そうあってほしいと願う像なのだ。

私は、「自分らしく」という言葉さえ好きではない。
「自分らしくない」と感じる自分でさえ、
ありのままの自分だからだ。

他者からの期待への裏切りが、「らしくない」という否定になる。

子どもたちは、自分自身がらしくふるまえないことに対しても
「恥ずかしい」「かっこ悪い」と感じている。

「なぜ?」
それは、周辺の大人たちからの影響に他ならない。
子どもは大人たちから、反面教師も含め「価値観」を
学習しているのだ。

「らしく」あることへの質問に「思わない」と答える子どもは、
女子は45%から68%に、男子は30%から58%へと
DVD教材を活用した45分授業後は増え、
「思わない」方が半数を超え逆転する。

「人それぞれ」「同じ人間」「一人ひとりが違う」

その考えが子どもたちに浸透したら、
当然いじめなどはおこらない。

そして、もうひとつ。
「女の子らしさ」「男の子らしさ」の「らしさ」の中身だ。
男の子に求められるリーダシップを、
人を支配する力だと誤認したら、
いじめの加害者になりかねない。

最初から、「らしくありたい」とは思わない子どもも存在する。

それも、やはり周りの大人たちの考え方からの影響なのだ。

子どもへの授業を普及することと、大人への啓発とを
同時にやらないとだめだと強く感じた。

次回は、23日(月)10時?12時
高槻現代劇場 集会室202号室
テーマは「女子はパティシエ、男子はスポーツ選手になりたがる?!」
子どもたちの将来の職業選択の偏りについて議論する。

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