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ジェンダーのとらわれとは?

ジェンダーとは、社会的・文化的に作られた性差のこと

そして、ジェンダーバイアスとは、その「〜らしさ」から生まれる偏見や先入観のことです。
ジェンダーフリーとは、「女性的な人」「男性的な人」を否定的に捉え
「中性的な生き方」を 広めようとするものではなく
誰もがありのままの自分を生きられる社会への提案です。
すべての人が、「女のくせに」「男だから」という
社会からの抑圧やメッセージの中で育ち、
多かれ少なかれジェンダーを身にまといながら、
そこに気づけないで日常を送っている訳です。
そしてそのことで、自分の本来持っている
内なる力が見えなくなったり抑圧したりといった、
様々な問題が生じています。その上自己への抑圧は、
他者への偏見や先入観や圧力へとつながっていく こともあるのです。
また、女と男の「〜らしさ」を比べてみると、
そこに大きな『力関係』が存在することが見えてくる はずです。
「優しく、依存的な女らしさ」と「強く、泣かない男らしさ」は
対照的な性質を持ち、 おのずと社会の中の権力関係が出来ていきます。
「寛容さ」「忍耐」「母性」を教え込まれる「女らしさ」は、
時として自己犠牲や他者依存的な抑圧となり
自尊感情が育たないまま、人権を侵害されるような場面でも
自分が悪いのだと思い込み、 本当の自分を 生きることが出来なくなってしまったり...
「強さ」を肯定的に教え込まれる「男らしさ」は、
「強さ」「力」「暴力」を肯定的に捉えてしまい
「権力」 への固執や「暴力的解決」へ依存してしまうようになったり、
「優しすぎる」あまりに「男社会」の中で 偏見や差別を受けながら
本来の感性が育たないまま力を無くしてしまったり...
ですからそれらの問題は、個人の資質の問題ではなく、社会問題である訳です。
ここで重要なことは、まずは自分自身のジェンダーと向合いながら
ジェンダーに敏感な視点を持つ こと、そして、ジェンダーーに敏感な視点を
育てる仕掛けやシステムづくりを確実に具体化し、
『対立』や『非難』ではなく『受容』や『共感』で互いの内なる力に働きかけることです。
社会のすべての問題の根っこの所に、ジェンダーが潜んでいます。
些細な区別もいつの間にか、大きな差別 へと発展していく可能性のある芽です。
誰もがありのままの自分を、そしてありのままの他者を受容できる
「多様性社会の実現」に向かって、ジェンダーと向き合っていければと願います。

2001年1月 かえこ

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