ジェンダーのとらわれとは?ミッション事業内容会員になるには団体概要アクセス

G-FreeG-Free

SEAプログラムの3つの柱

SEAプログラムの三つの柱

SEANが、人権教育プログラムとして実施しているSEAプログラムには、三つの柱があります。

◆ 第一の柱:セルフ−エンパワメント

 人は誰でも、存在意義や可能性を持つかけがえのない命の存在です。エンパワメントとは、その力を信じ発揮できる状態にしていこうとする考え方です。たとえば「女・子ども」「障害者」など社会的弱者といわれる人々は「力のない弱い存在」として、期待されないまま教育の機会やポジションを奪われ、「支援されるもの」として位置づけられてきました。誰もが持って生まれた様々な力が発揮できる「力のある状態」にするためには、まず自分の力を信じること、そして自ら一歩踏み出すことが不可欠です。子ども自身が自分の力を信じ、自分で考え自己決定し、一歩踏み出す中から、評価を得たことも失敗したことも含めて結果を獲得し、自立・自律していけるような関わりをめざします。そのために、授業では子どもたちのあるがままを受容し信頼することからはじめます。

◆ 第二の柱:多様性の尊重と共存

 あるがままの個が持つ「性」に関する感じ方や行動、指向などを意味するセクシュアリティも含め、本来、人は一人ひとりが異なる存在です。性を女と男に二分化し、それに自分を順応させようとする中で力を奪われるのではなく、個の違いを違いとして尊重し、共存していく方法を子どもたちと共に考えます。

◆ 第三の柱:非暴力による関係(社会)づくり

 「男は強く、女は従順に」といったジェンダーが行き着く先で、構造的な力関係の枠を超え「強者と弱者」「勝ち組と負け組」という主従関係や支配関係が容認されていきます。その中で「弱者」は切捨てられ、そして「強者」になるための暴力などの人権侵害がまかり通っていく事になります。人は、一人ひとりが違う多様な存在です。その違いを尊重せず、暴力で勝ち負けを決めることは、終わりの無い暴力の連鎖につながっていくことです。<男は強く、女はやさしく>といったジェンダーによる規範ではなく、多様な違いで対立が生まれても、決して自分や他の人のこころとからだを傷つけない方法で解決していく力を、<人としての強さやさしさ>と規定し、人にはそれを選び取っていく力がある事を子どもたちに伝えます。

 そして、その三つの柱を基盤に、プログラムを提供するスタッフが尊厳をもった命の存在として目の前にいるあるがままの子どもの力を信頼し、互いを尊重し合える関係を築こうとする体験そのものを提供します。それらの体験を通してジェンダーのとらわれに気づき、あるがままの自分や仲間を受容し尊重し合えた時に、エンパワーされている子どもたちに出会うことができます。そして、スタッフである私たちもまたエンパワーされることになります。

▲ページトップへ

NPO法人SEAN officalホームページ
事業内容
会員募集 イベント情報
サポート部門「とんがらし」
G-Free・講師
子どもへの責任力GCR@SEAN
生きがい工房
SEANストア
かえこのちょっと言わせて
ブログ:人として強くやさしく
ブログ:スタッフブログ
掲示板:他団体のイベント告知など
関連団体の紹介
(月〜金 10:00〜17:00)
〒569-0071
大阪府高槻市城北町1-1-14
太田第二ビル3F
TEL/FAX 072-669-7411
メール station@npo-sean.org

sarlogo.gif?.gif social_action.gif?.gif