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「G-Free」の歩み

プロジェクトの歩み

 2001年、(財)社会福祉・医療事業団の特別分助成事業として、「ジェンダーフリーでの子育て支援事業」を実施しました。その際、多くの母親たちが母であるが故に、孤独と不安感、罪悪感の中で子育てをしている実態と出合い予防教育の必要性を強く感じました。また、代表の遠矢が1997年から約5年間CAP(子どもへの暴力防止)のスペシャリストとして活動しており、その中でも、暴力の根底にあるジェンダーの問題に取り組む事の必要性を強く実感しました。それらの事を踏まえ、ジェンダーと暴力をテーマとした予防教育プログラムの開発とパイロット授業の実施を、民間助成金事業として申請することにしました。当時その助成金事業の募集には全国から75件もの応募があり、選考委員にプログラム開発の意義が認められ、その難関を突破し助成を受けることとなる7事業の1つに選ばれたことは、たいへん意義のある光栄な事でした。

 助成金事業として行ったのは、まずプログラム開発に関するスタッフ育成のための、ファシリテーター養成講座の開催でした。第一回ファシリテーター養成講座には38名が受講し、中川喜代子さん(奈良教育大学名誉教授・社会学者)・田上時子さん(NPO法人 女性と子どものエンパワメント関西代表)・金香百合さん(HEAL・ホリスティック教育実践研究所所長)・原田留美子さん("人間の性"教育研究協議会幹事)など、ここにはすべてのお名前はあげませんが、そうそうたる講師陣による13コマの講座を開催しました。養成講座終了後、プログラム開発に携わる希望者を募って、相互の学び合いと手探りでのプログラム開発となりました。

 SEANのスタッフが、これまで地域のPTA活動などに関っていた甲斐もあって、パイロット授業の受け入れ校も見つかり、無事取り組みのスタートをきることができました。2003年も引き続き、別の民間助成金の交付を受けることができ、中高生対象の出前授業と教職員等を対象とした教育セミナーの実施や報告書の発行などを行いました。

 2005年には、ジェンダーフリーバッシングが勢いづいたことや、そのバッシングを受けてか授業を受け入れて下さった学校の希望もあって、ジェンダーフリーという言葉を今後使うかどうかの検討を余儀なくされることとなりました。プロジェクト会議での議論を経てG-Free(ジェンダーフリー)プログラムからSEA (Self-Empowerment Action)プログラムという名称に変更することにし、またシナリオにあった「ジェンダーフリー」という言葉を、「『女は〜』『男は〜』ではなく『人は〜』で考えること」や「自己尊重」という表現に変えることにしました。その結果、かえって子どもたちの理解度が増すという効果を得ることができました。また、授業実施後、スタッフ間でふりかえりを行い、プロジェクト会議でシナリオの見直しを図り、より効果のあるシナリオへと随時改良を重ねてきました。

 現在では、学校の状況にあわせて、事前アンケートをもとにパワーポイントを使用した授業や、デートDVやセクシュアルライツに焦点を絞った授業などを実施しています。

 また、子どもの人権などの大人向けワークショップなども請け負っています。

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