★報告&グループディスカッション★
ポルノ被害とヘイトスピーチ被害 ?構造的類似性を考えるー
報告者 森田 成也(APP研メンバー・国学院大学非常勤講師)
日時 2016年3月27日(日) 午後6:30?8:45
会場 ドーンセンター4階 中会議室1
参加費 500円
APPでは、ポルノなどによって生み出されるさまざまな被害を「ポルノ被害」とし、これまで被害防止と悪質な暴力ポルノの規制を訴えてきました。
一方、近年、韓国や在日コリアン等をターゲットにした悪質な人種差別発言、すなわちヘイトスピーチが大きな社会問題になっています。諸外国の多くではすでに刑事罰の対象とされていますが、日本では「表現の自由」の名のもと法規制に反対する憲法学者などが今なお圧倒的多数派です。
ヘイトスピーチによる被害とポルノ被害は、一見、何の関係もないようにみえます。しかし、不平等な地位に置かれている特定集団をターゲットにした、暴力的攻撃としての「表現」であるという共通点があり、共に「表現の自由」の名のもとで擁護されているのではないでしょうか。
今回、10代のポルノ被害の相談事業に取組み始めたSEANと、これまでも「ポルノ被害」について検証してきたAPPの共催で、それぞれの被害にみえる「構造的類似性」に着目し、憲法によって保障されているはずの人権侵害ではないのか、「規制」はどのように正当化しうるのか、また両者の違いがどの点にあるのかなど、参加者のみなさんといっしょに考えます。
たくさんの方の参加をお待ちしています。
問合せ先
NPO法人SEAN 072‐669‐7411 station@npo-sean.org