あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

今年も、SEANは誠実にやるべきことをやります。

 年末は突然の選挙と与党の勝利、戦後最低の投票率など、様々な思いかみしめたことと思います。が、気分一新。SEANも思い新たに事業に取り組みます。

 今年はボランティア元年と言われた阪神淡路大震災から20年です。

「おにぎり有ります」と書いた紙をリュックに貼り、瓦礫の中を歩いて被災地に向かった人がいました。リップクリームを配った人もいました。

行政が「全体の奉仕者」として行動が制限されるなか、ボランティアは自発的に行動し、目の前の人の要望に応じた課題に取り組むことが可能でした。震災を機に、市民活動が「もう一つの公共の担い手」として認知されたのです。

 その3年後、市民活動を事業として継続的に提供することを可能にする法律が成立しました。NPO法は、資産・基金がゼロでも書類が整っていれば法人化できる画期的な法律でした。が、継続して活動するためには資金が必要です。

 SEANも法人設立から4月で15年目、行政と協働し「新しい公共の担い手」として華々しく(?)社会貢献するかげで、年末にエアコン、電話、パソコンという事務所の三大必需品が故障するや「寄付を募ってみる?」が話題になるのが実態です。 

 正月明けに「寄付」を特集する新聞記事がありました。税金を投じるだけでは解決しにくい貧困などの課題に、寄付が力を発揮しているというのです。

そう、市民が社会を変える方法は選挙で投票することだけではなく、NPOを支援する方法があります。NPOに寄付する、NPOで商品を買うことも社会変革をうながす行為です。
 内閣府の寄付に関する意識調査では、寄付を妨げる要因は「寄付先の十分な情報がない」とのこと。

 このままではいけないという思いを、「NPOへの寄付」という行動につなげてもらうために、SEANは情報発信につとめ、信頼にこたえられる団体として存在したいと思います。

 社会を変えたいと考える人は、ぜひ公共を担うSEANへご寄付を!

 NPO法人SEAN理事長 小川真知子