寒中お見舞い申し上げます。
今年もよろしくお願いします。今年は静かなお正月を過ごされた方が多かったのではないでしょうか。
昨年は新型コロナウィルスに振り回された一年でした。年が明けても自粛生活が続いています。コロナ禍で日常は一変しました。人と会うこと、仕事をすること、映画や舞台や美術館に行くこと、旅をすること、外食を楽しむこと、なにより人と交わることが「三密」と疎まれようとは…SFの世界さながらです。
ウィズコロナとかアフターコロナとか言われます。本当の意味はよくわかりませんが、新型コロナウィルスが存在することを前提に生活をいとなみ、新しい価値を生み出だし、生き延びるということでしょうか。
この一年、存在していたのに見えていなかった問題、対応してこなかった問題が、より一層あきらかになりました。男女の格差、暴力、貧困、経済優先、SNSの功罪、監視社会(正義中毒)などなど。これらの問題に対処する、新しい価値を生み出だすものは何か…。
考えてもすぐには思い浮かびませんが、これまでSEANが取り組んできた事をこれからも地道に取り組み、活動を続けることで新しい価値を生み出すタネを見つけられたらいいなと考えます。
SEANにとっては、一昨年の地震被害以来、二年続きの災害対策に明け暮れる年になりました。収入は激減しましたが、持続化給付金をはじめ、家賃支援給付金などあらゆる交付金の情報を集め、申請し、幸いにも受給することができました。
SEANはこれからも息長く、誰もがありのままで生きられる社会をめざして、活動していきます。みなさまの応援、よろしくお願いいたします。
理事長 小川 真知子