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かえこのちょっと言わせてかえこのちょっと言わせて

No.248子どもたち一人ひとりの大切なこころとからだ(no.248)

(10.11.10)

 ようやく原稿が入稿できました。

いつもながら産みの苦しみはそーとーなもんでしたし、

たくさんのストレスを抱えたことも事実。

でも、形になれば、すぐにそんなことも忘れて、次は何に取り組もうかと

考えてしまうわけです。

 

 クレオエンカウンター制度助成事業

 調査報告「小学生が考える女の子と男の子」&エンパワメントする授業の効果  

 一人ひとりの大切なこころとからだA4判24頁/800円(送料200円)

 

 来週には事務所に届く予定です。

小学生約400人のジェンダーに関する意識調査ですが、同じ質問で調査した

中学生の意識と比較しての考察も収録しています。

 「今度生まれてくるとしたら、女の子と男の子のどちらがいいですか?」という質問では、

小学生も中学生も男子は5%以内しか「女の子」を選びません。

 男子にとって「女の子」であるということは、あまり魅力的ではないようです。

小学生では女子が「女の子」を選ぶ割合は高いのですが、中学女子では

「女」を選ぶ割合が低くなります。かわいさに価値を置いていた小学生時代から、

「女」であるが故の社会的価値の低さを実感するようになるからではないでしょうか。

 

  「もし友だちにいじわるされたらあなたはどうしますか?」という質問では、

小学生は女子の方が割合は高いですが、男女ともに「誰かに話を聞いてもらう」が

授業をする前から1番多く選択されています。 しかし、中学生になると男子は

「やりかえす」がトップになり、「誰かに話を聞いてもらう」は「がまんする」の次で、

20%弱しか選びません。授業終了後は、「誰かに話を聞いてもらう」は、

1番の「相談する」に続き、2位に選ぶ割合が増えます。

 小学生の頃から、男子は「うじうじするな!」と泣き言を許されず、

やりかえすことを奨励されてます。そのことは、授業での子どもたちの発言からも

聞こえてくることです。

 

 誰かに泣き言を言うことは、ストレスマネージメントやいやしにもなりますし、

暴力の連鎖を断ち切る最もいい方法であるにも関わらずです。

 少年院に収容される子どもたちの男女比は、9対1で男子の方が多いのです。

しかも、社会の混乱期、経済の不況下では男子の少年院の新入院者数は激増します。

 悲しみや痛みを共感してくれる人がいるだけで、暴力の連鎖は断ち切ることができます。

暴力的解決方法を否定されて育てば、非暴力の解決方法を考え出す力が育まれるはずです。

 子どもたちの生身の声は貴重です。子どもからみれば強者の大人である私たちの何気ない

ジェンダーを価値付ける言葉が、子どもの自尊心を傷つけていることはよくあることです。

その抑圧が子ども同士のピアプレッシャーをも生み出し、被害者出会った子どもを加害者へと

転じさせていくのです。 DVD教材を活用した45分の授業を受けるだけで、

子どもたちの意識には大きな変化が見られました。教育の必要性や可能性についても、

データ化して報告書としてまとめることができました。

 この報告書は、クレオ大阪東のエンカウンター制度助成事業として発行させて

いただくことになっています。その報告会が、下記の通りクレオ大阪東フェスタで

行われる予定です。

 

 11月13日(土)2時ー4時

小学生が考える女の子☆男の子 ―アンケート結果からみる教育の必要性

大阪市立男女共同参画センター クレオ大阪東1階 会議室

参加 無料当日、直接会場にお越しください。

 

 報告会では、教材として使用したDVD「わたしもボクも ☆みんな活き活き」も

視聴していただく予定です。

子どもたちを被害者にも加害者にもさせないために、今わたしたち大人にできることを

参加者のみなさんと一緒に考えたいと思っています。

  ちなみに、エンカウンター制度事業としては、大阪市立小学校の先生を対象に

報告&研修会も予定しています。

その際、調査報告書を100部限定で先生方に差し上げる予定です。

子どもたちと直接かかわっている先生方に、ぜひ読んでほしい報告書であるからです。

 これから、この報告書を使ってさらなる啓発をと思っています。

 購入を希望される方は、「一人ひとりの大切なこころとからだ購入希望」

名前・住所・TEL・FAX等を明記の上、お申し込みいただければ、

振込用紙と報告書を送付させていただきます。

事務局まで、ぜひお申込みください。

2010.11.10.かえこ

★かえっこ事務局長の活動日記 

SEANのこと・家族のこと・ ネコのこと、日常の出来事をいろいろ書いてます^^

「ねこ好き市民活動日記」http://kaekko.blog.so-net.ne.jp/

 

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