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No.75消費者として問い直す時

(03.12. 9)

 1日に更新する筈がもう早9日。
今回はずいぶん遅ればせながらの更新になってしまいました。
ご心配頂いてメールを下さったみなさんに感謝です。

 学生の頃、ラジオを聞きながら宿題をしていた私は従来「ながら族」で、2?3つの
ことを同時にこなしている方が1つの事で煮詰まり過ぎなくてよかったりするのですが、
5?6つの仕事が同時進行で押し寄せてくる中で、気力と思考が停滞し要所要所に
入ってくる細かな情報や対応の記憶が飛んでしまい仲間に迷惑をかけてしまう程の
ここ1?2ヶ月でした。
 私たちが担っている仕事の金銭的評価は低く、働けど働けどまともに生活するだけの
収入には至らず、かといってこの仕事に対する社会的評価を高くするためにはもっともっと
働きながら実践を積み上げていくしかなく、その悪循環の中で「気力」と「共感」だけを
支えに踏ん張っているといった状況です。
 
 さて、ちまたではイラクで日本人が二人殺されたと連日メディアで報道され、「テロに
屈しない」とばかりに自衛隊派遣が現実味を帯びてきました。亡くなられたお二人や
その遺族の方々の事を考えると、辛く悲しい出来事です。けれども、イラクでは(イラク
だけでなく)今までそして未だに、もっと多くの名前も知らない人たちの命が奪われ
続けているといった現実に目を向けるべきだと思います。
 どの国の人であっても命の重さは同じ。ましてや、武器も持たずただその地で生まれ、
その地を愛し、愛する人たちと共に暮らしていくことだけを願っている人たちの命を
脅かす権利などだれも持ち得ないはず。
 復興支援の名の下でふるわれる暴力の数々。暴力は力関係において、常に力を
持ち得ない弱い立場の人たちに向けられます。そして、暴力的解決方法は、止めどなく
終わりなく繰り返される行為です。
 生き物すべての命を奪い、自然を破壊する暴力的解決方法にお金を注ぎ込むのは
もう止めましょう。命を育むこと、社会的に力を持たされてこなかった人や力を奪われて
きた人たちの権利を保障するためにもっとお金を注ぎ込みましょう。
 私たちがこらからも資本主義社会を選び続けるのなら、一つひとつの小さな金銭的評価を
消費者として問い直す時が来ているのだと思います。
                                      2003.12.9  かえこ

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