(11.07.22)
伊豆長岡での、4泊5日間の研修だった。
今年はヌエックの夏の交流会が10月になり、依頼講座と重なったので
そちらの方は参加できなくなった。
そんなこともあって、ひょんなことからお声かけいただいた
グランドワーク・インターンシップに参加することにした。
ちょうど、新しい公共に応募している事業の内容を、もう少しビジネスプランとして
きちんと考えてみたかったというのも理由の1つであった。
このインターンシップは「地域社会雇用創造事業」として採択され、
2年わたって10億ものお金が投入されている事業である。
私が参加したのは2年目の第3期のA日程で、この後も、B日程からG日程が
9月末まで実施される予定である。 まだ、空きがあるということだから、
興味がある方はインターネットで検索して申し込みをされたらどうだろうか。
研修費は無料、最後まで修了したものには宿泊費・交通費に補助が出ることになっている。
グランドワークとは、市民・行政・企業のパートナーシップと地域の専門組織によって
展開される地域の環境改善活動のことで、イギリスが発祥の地である。
イギリスから講師でこられたロビン・ヘンショウ博士
かつて、富士山からの湧き水が流れる源兵衛川は、生活排水などでドブ川と化していた。
その川をグランドワークの手法でもって、市民がみごとに蘇らせたのだ。
現地を視察もしたが、水浴びをする子どもたちの歓声が聞こえ、
梅花藻の白い可憐な花が目にとまる、本当にキレイな川になっていた。
NPO法人グランドワーク・三島の戦略的かつ実践的な取り組みは、
もと県庁職員である渡辺豊博事務局長のリーダーシップが大きな意味を
なしたように見受けられた。
川を汚したのも人間、川を再生させたのも人間。
その気になり、戦略的に人と人がつながれば、再生できることがあること、
粘り強く諦めずに取り組みことの意味を学んだ。
そして、最大の収穫は、私の住む高槻市やSEANの取り組みが、
全国的に見ればかなりいい線いっていると思えたことだ。
目的であった新しい公共に申請中の「生きがい工房」事業についてのアイデアも、
それなりにまとめることができた。
助成獲得の結果に関わらず、なんとか事業は前に進めていきたいと思っている。
新たに出会った人たちとの交流も、これからも発展的に広がっていくことを期待しつつ、
OJT研修や自宅研修などにもきちんと取り組んでいこうと思う。
http://kaekko.blog.so-net.ne.jp/2011-07-22