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No.出前授業に実践から-小さな時から学ぶ民主主義

(12.12.24)

小学校で実施しているDVDを使った授業の最後には、
子どもたち全員に感じたこと、考えたことを
発表してもらうようにしています。

・感じていることに「正解」や「間違い」はないこと。
だから自信をもって発言してもいいということ。

・自分の考えを言語化し意識化することの必要性を体験すること。

・異なる感じ方や考え方があることを知ること。

子どもたちにしっかりそれらを体感してもらいたいからです。

その発表順も子どもたちの話し合いで決めます。

「あっちの端から横に順番に」
「こっちの端からがいい」
「ジグザグで」
「出席番号順がいい」
「じゃんけんしたらいいやん」
「多数決がいい」
「話したいもん順がいい」

口々に意見が出され、ある時は収拾がつかなくなり、
「じゃぁ、かえっこさん(私)が指名した人に決めてもらうっていうのはどう?」
って提案して、その人に決めてもらったこともありました。
そんなふうに決まっても、自分たちで決めたことに不平不満の言葉はでてきません。

先生が仕切ってしまうこともあります。
「○○(名前)さん。あなたが一番に言いなさい。
次は手を挙げた人から、いつも通りにやれるでしょ!」

それは見事なくらい、きちんと発言がなされていくのですが、
教育の名の下で行われるそういうやり方を、私は最も危惧します。
子どもたちが自分で考え、自分たちで民主的に決めていくやり方を
学べなくしてしまうからです。

ある時、一人の女の子の意見で教室のみんなが合意した瞬間がありました。
「最初に言いたい人もいるし、後からゆっくり言いたい人もいるから、
言いたいもん順で手を挙げて言うのがいいと思います。」
違いを尊重し合うことが良いという彼女の意見に、
一瞬でみんなが納得した瞬間でした。
こんなすごいやりとりが小学3年生で行われるのです。

先生が口を挟んだ前者も、女の子が発言した後者も、結果は同じです。

でも、そのプロセスでの学びは大きく違っています。

いつも実感すること。
時間をかければ、子どもたちは自分で考え、
決めていくだけの力を本来持っているということ。

それに光をあて、エンパワメント(持っている力を発揮できること)していくことが
教育なんだと、それを私たち大人が理解すること、
実践することを来年もめざしていきます。

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